Autodesk Revitは、米国のAutodesk社が開発したBIMに特化したCADソフトウェアです。建築設計をはじめ、構造エンジニアリング・機械・電気・配管、建設施工など幅広く対応しています。精度の高い3DモデリングができるAutodesk Revitの特徴について紹介します。
Revitは米国のAutodesk社が開発したBIMに特化したCADソフトウェアです。精度の高いモデリングを3Dで行うことができ、平面図、断面図、立面図を自動的に作成することができます。3Dビュー、集計表、レンダリングなどもでき、全てのデータが連携しているので一ヶ所を修正するとリアルタイムで全てが変更でき効率的な作業を行うことができます。
建築設計、構造エンジニアリング、機械、電気、配管、建設施工といった設計作業を共同で行うことができ作業効率をあげるだけでなくミスや時間のロスを抑えることができます。レンダリングソフトやプログラミング環境ツールDYNAMOなどと連携すれば設計変更、図面作成、パース作成、干渉チェックなど幅広い作業が可能となります。
Revitにはあらかじめ様々な解析機能が搭載されているので、デザインだけでなく構造解析、通風解析、照明解析など色々な解析をすることができます。設備機器を導入するコストが算出でき、複数設計者で解析結果を共有しながら設計できるので干渉や不整合などといった問題もおきにくくなります。
作成された3Dモデルを使って様々な方法のレンダリングを行うことができます。Autodesk360クラウドシステムやメンタルレイ・レイトレースを利用するとCPU負荷を上げずにレンダリングできるので作業もスムーズに進みます。プレゼンテーションから現場の説明に至るまで、図面で説明するよりビジュアライゼーションされた3Dモデルを使うことで意思疎通が図りやすくなります。
【インポートファイル形式】
AutoCAD (DWG/DXF)、MicroStation® (DGN)、Trimble® SketchUp® (SKP/DWG)、SAT、3DM (Rhinoceros®)
【エクスポートファイル形式】
CADフォーマット(DWG/DXF/DGN/ACIS SAT)、IFCなど22種類
●TianjinTowerの建設のために世界中のデザイナーグループ、地元中国企業との連携体制を整え複数分野で構成されたBIM チームは185,000コンポーネントで1,000のBIMモデルを作成しました。Revitを使用して組積パネル、配管シャフト、ドア、その他のアセンブリをモデリング、AutoCADを使用して4万点の構造図を出力。プロジェクトは2017Autodesk AEC Excellence Awardのコンストラクション部門賞を獲得しました。
参照元:オートデスク公式HP(https://www.autodesk.co.jp/customer-stories/cceed-tianjin-ctf-tower)
●バンコクに職場、住居、社会的な場所の複合施設(サステイナブルなスマートシティ)を開発するため、建築設計者や構造エンジニアが最初に Revitを使用して設計の開発や調整を行いBIM テクノロジーを段階的に導入していきました。施工前準備における施工会社やサプライヤーとの共同作業にも利用することで変更管理や材料コスト削減もでき、賞を獲得したこのプロジェクトは建築業界にデジタルプロセスを導入する機会をもたらしました。
参照元:オートデスク公式HP(https://www.autodesk.co.jp/customer-stories/mqdc)
メーカー名 | Autodesk, Inc.(米国) |
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日本法人本社(日本総代理店本社) | オートデスク株式会社ジャパン |
所在地 | 東京都中央区晴海1-8-10晴海アイランド トリトンスクエアオフィスタワーX 24F |
営業所(国内) | 大阪・名古屋 |
問合せ電話番号 | 0800-080-4245 |
公式サイトURL | https://www.autodesk.co.jp/products/revit/overview |
2020年度に建設関係者480人に行った調査(※1)にて56.4%が勤務先でBIMを導入していると回答されているように、BIMの導入は急速進んでいます。
BIM導入済みの286の設計事務所においては、65.9%が「効果があった」とし、プレゼン力の向上、ミスの減少、時間短縮などの実感も得られています(※2)。
代表的なBIMソフトやおすすめの連携ソフトもまとめていますので、検討してみてはいかがでしょうか。