BIMと視覚化を結合するリアルタイムレンダリングソフト
ドイツのEnscape社が開発したEnscapeはBIMモデリングとビジュアライゼーションを結合する高速リアルタイムレンダリングソフトです。リアルタイムレンダリング・テクノロジーでBIMから3Dウォークスルーとして視覚化でき、さまざまな角度からの操作や異なる時間の光線を見たり、雰囲気を設定する効果設定も可能、CADソフトとリンクすればリアルタイムに更新が反映されます。短時間で360°パノラマを作成でき、新機能では直感的なデザイン、より自然なリアルタイムレンダリングなどもできるようになりました。
美しいパノラマやムービーを作成できる3Dレンダリングツール
Lumionはビデオ作成や編集ができるオランダのACT-3D社が開発した建築用高速3Dレンダリングツールです。簡単にオブジェクトインポート、配置、修正ができ、ウォークスルーなどの制作も可能、高解像度ムービーも高速でレンダリングできるので世界中の設計事務所、工務店、ゼネコン、アトリエ、造園業者に利用されています。ハイクオリティで美しいパノラマやムービーを作成しブラウザベースでの共有も可能、簡単操作でオリジナル世界を表現することができ、新しい機能を続々と追加されています。また様々なモデリングソフトと互換性がありArchiCADとRevitのプラグインソフトは無償で提供されRevitの3DモデルとLumionを使えばスピーディで簡単にリアルなパース作成が実現できます。
短時間で高品質な画像、パノラマ、VR ビデオ製作が可能
TwinmotionはアメリカEpic Game社によって開発された建築、建設用のレンダリングソフトです。短時間で簡単にハイクオリティな画像、パノラマ、VR ビデオを製作でき、リアルタイムでイメージを見ながら編集が可能、ライティング、グローバルイルミネーション、シャドウイング、レンダリングマテリアル、レンズフレアなどを使ってシーンを作成も簡単にできます。インタフェースが直観的でシンプルなので学習が容易で使いやすく、プレゼンタークラウドを利用することでプレゼンテーション共有、巨大ファイルダウンロードなどができるのでリモートワークにも適しています。
BIM連携ソフト「Twinmotion」の
機能や価格を詳しく見る
高機能な3Dモデリング・レンダリングソフト
アメリカのAutodeskが開発した3ds MAXは建築設計ビジュアライゼーション、ゲーム、アニメーションのための高機能3Dモデリング・レンダリングソフトです。ライト、カラー補正、レンダリングイメージへのエフェクト処理など様々な機能が搭載され、高品質なシーンをレンダリングできます。直観的な操作で使いやすく、自動化機能を使えばワークフロー調整ができるのでクリエイティブ作業に集中でき作業効率も上がります。互換性のあるファイルやプラグイン数多く用意されプログラミング経験がなくても簡単に機能拡張が可能、高機能なレンダラ―と組み合わせれば更に高品質なレンダリングを実現できます。
GPUレンダリングが速い3DCGソフトウェアプラグイン
3DCGソフトウェアのプラグインとして動作するレンダリングエンジンV-RAYはブルガリアのChaos Groupによって開発されました。建築系のBMI、3DCG、3Dアニメーション、映像制作のアプリケーションソフトに組み込んで利用し、組込みアプリケーション毎に製品が提供されています。GPUレンダリングが速いという特徴がありレンダリングプラグインとしてVRAYを利用する人が多いです。出力の高さにも定評がありレタッチによる最終仕上げ処理も短時間で済ませることができます。Unreal Engine対応のV-Ray for Unrealを利用すればリアルタイムレンダリングもでき、シーンをVRなどをリアルタイムコンテンツにできます。
GPUのような高速処理で美しくリアルな画像作成ができる
Chaos社の扱うCorona Rendererはチェコ、プラハのチェコ工科大学の学生プロジェクトとして開発を開始した欧米で人気のレンダリングソフトです。CPUレンダラ―でありながらGPUに負けない高速処理ができCPUの精密性を活かした美しくリアルな画像を作成できます。Cinema4D標準レンダラー対応によるメリットとインテルの高性能レイトレーサ搭載により高品質でフォトリアリスティックな画像生成を可能にしています。
BIM連携ソフト
「Corona Renderer」の
機能や価格を詳しく見る
デフォルトでレンダリング機能を持つ互換性の高い3DCGソフト
Cinema 4DはドイツのMAXON Computer社の開発した3DCGソフトウェアです。一般にC4Dと言われ、ポリゴンやNURBSを使ったモデリング、レイアウト、物理ベースレンダリング、物理シミュレーション、キャラクターアニメーションなどを行えます。非常に互換性が高く沢山のCAD形式ファイルや3DCGソフトをインポート、エクスポートできます。直観的に操作できるインタフェースは使いやすくモデリングも簡単、MoGraphのクローナーを使えばオブジェクトのクローンの複製や数変更が可能です。デフォルトでレンダリング機能があるのでプラグインを使わなくても、ある程度きれいなレンダリングをすることができます。
BIM連携ソフト「Cinema 4D」の
機能や価格を詳しく見る
Enscape、Lumion、Twinmotionの使用感や仕上がりを比較
BIMソフトと連携してプレゼンテーションをランクアップさせる「レンダリングソフト」3製品を比較してみました。同じモデリングデータを使用し、Enscape、Lumion pro 11、Twinmotion 2021を使用して添景(樹木・人・車)を配置し、レンダリングを行いました。操作感や仕上がりの違いなど、感想をまとめています。